靴ひもを結ぶのがつらい原因とは|股関節と腰の動きから解説|Habi Gym
「靴ひもを結ぶのがつらい」
「しゃがむと腰や股関節が痛い」
「前かがみになると腰が重い」
「足元に手を伸ばす動作がしにくい」
このようなお悩みはありませんか。
靴ひもを結ぶのがつらい状態は、単に身体が硬いだけではなく、股関節、腰、骨盤、膝、足首、体幹の働きが関係していることがあります。
この記事では、靴ひもを結ぶのがつらい原因と、身体を整えるために確認したいポイントを理学療法士の視点で解説します。
靴ひもを結ぶのがつらいときに考えられる原因
靴ひもを結ぶ動作では、前かがみになる、股関節を曲げる、膝を曲げる、足元へ手を伸ばす、姿勢を保つといった複数の動きが必要です。
そのため、どこか一つの動きが不足しているだけでも、靴ひもを結ぶのがつらいと感じやすくなります。
例えば、股関節が硬いと、足元に身体を近づけにくくなります。
腰痛があると、前かがみになる動作を避けやすくなります。
膝が曲がりにくいと、しゃがむ姿勢が取りにくくなります。
足首が硬いと、深くしゃがむ動作が不安定になります。
体幹が不安定だと、前かがみ姿勢を保つときに腰へ負担が集中しやすくなります。
つまり、靴ひもを結ぶのがつらい原因は、腰だけでも股関節だけでもなく、身体全体の動きのつながりにあります。
前かがみ動作が苦手になっていないか
靴ひもを結ぶときに、腰だけを丸めて足元へ手を伸ばしていませんか。
この動きは一見簡単に見えますが、腰に負担がかかりやすい姿勢です。
特に、股関節や骨盤がうまく動かない場合、腰だけで身体を曲げようとしてしまいます。
その結果、靴ひもを結ぶたびに腰が痛い、腰が張る、立ち上がるときにつらいといった症状につながることがあります。
理学療法士コメント:
靴ひもを結ぶ動作では、腰だけで前に倒れるのではなく、股関節と膝を使いながら身体を足元に近づけることが大切です。腰に痛みが出る方は、前かがみの姿勢と足元との距離を確認しましょう。
股関節の硬さと靴ひも動作の関係
靴ひもを結ぶのがつらい方では、股関節の硬さが関係している場合があります。
股関節は、歩く、立つ、座る、しゃがむ、靴下を履く、靴ひもを結ぶなど、日常生活の多くの動作に関わる関節です。
靴ひもを結ぶときには、股関節を曲げながら骨盤を前に倒す必要があります。
しかし、股関節が硬いと骨盤が動きにくくなり、その分、腰を丸めて動きを補いやすくなります。
日本整形外科学会は、変形性股関節症では日常生活で足の爪切りや靴下が履きにくくなることがあると説明しています。靴ひも動作も、股関節を曲げる・足元へ手を伸ばすという点で近い動作です。
あぐらや靴下動作も確認する
靴ひもを結ぶのがつらい方は、以下のような動作も確認してみましょう。
あぐらがかきにくい。
靴下が履きにくい。
足の爪が切りにくい。
しゃがみにくい。
階段で足が上がりにくい。
歩幅が小さくなった。
このような変化がある場合は、股関節の動きや骨盤の動きが関係している可能性があります。
理学療法士コメント:
股関節が動きにくい方は、足元へ手を伸ばす動作で腰を使いすぎることがあります。靴ひもを結ぶ動作がつらい場合は、股関節の曲がりやすさ、外に開く動き、骨盤の動きを確認することが重要です。
腰痛や体幹の不安定さが関係することもある
靴ひもを結ぶのがつらい原因として、腰痛や体幹の不安定さも考えられます。
前かがみ姿勢では、腰まわりの筋肉が身体を支えるために働きます。
体幹がうまく働かないと、腰の筋肉に頼りすぎてしまい、痛みや張りが出やすくなります。
体幹とは、腹筋だけを指すものではありません。
背骨、骨盤、胸郭、股関節、呼吸が連動して身体を支える働きがあります。
靴ひもを結ぶときに呼吸を止めて力んでしまう方、前かがみになると腰が固まる方、立ち上がる瞬間に腰が痛い方は、体幹と股関節の連動を確認することが大切です。
腹筋だけを鍛えればよいわけではない
腰痛対策として腹筋運動を始める方もいます。
しかし、腹筋を鍛えれば必ず靴ひも動作が楽になるわけではありません。
腰を反らせたまま腹筋運動を行う。
首や肩に力が入りすぎる。
呼吸を止めて力む。
腰が痛いのに回数を増やす。
このような方法では、かえって腰に負担がかかる場合があります。
靴ひもを結ぶのがつらい方は、体幹を固めることよりも、股関節、骨盤、膝と連動して使える体幹を目指すことが大切です。
理学療法士コメント:
体幹トレーニングでは、きつい腹筋運動を行うことよりも、腰に余計な力を入れずに姿勢を保てることが重要です。前かがみ動作では、呼吸を止めず、股関節と体幹を連動させることがポイントです。
膝や足首の動きも関係する
靴ひもを結ぶ動作では、股関節や腰だけでなく、膝や足首の動きも関係します。
床に近い位置で靴ひもを結ぶ場合、しゃがむ、片膝をつく、椅子に座って足を引き寄せるなど、さまざまな姿勢を取ります。
膝が曲がりにくい方は、しゃがむ姿勢が取りにくくなります。
足首が硬い方は、深くしゃがむときにかかとが浮いたり、バランスを崩しやすくなったりします。
その結果、腰を大きく丸めて手を伸ばす姿勢になり、腰への負担が増えることがあります。
無理に立ったまま結ばない
靴ひもを立ったまま結ぼうとして、片足立ちや深い前かがみ姿勢になる方もいます。
しかし、ふらつきがある場合や腰痛がある場合は、無理に立ったまま結ぶ必要はありません。
椅子に座って結ぶ。
足を台に乗せて結ぶ。
片膝をついて結ぶ。
長い靴べらや結ばない靴ひもを活用する。
このように、安全に行える方法を選ぶことも大切です。
理学療法士コメント:
靴ひもを結ぶ動作は、柔軟性だけでなくバランス能力も必要です。ふらつきがある場合は、まず安全を優先し、座った状態で行いながら、股関節や体幹、下半身の動きを整えていきましょう。
医療機関で確認した方がよい症状
靴ひもを結ぶのがつらい状態が続く場合、すべてが身体の硬さや運動不足だけとは限りません。
特に、以下のような症状がある場合は、医療機関で確認することが大切です。
強い腰痛が続く。
足にしびれがある。
足に力が入りにくい。
股関節や膝に強い痛みがある。
歩くと足の付け根が痛む。
安静時や夜間にも痛む。
転倒や外傷後から痛い。
急に足が上がりにくくなった。
日本整形外科学会は、腰痛には腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨折などだけでなく、腰以外の整形外科疾患や内臓疾患が関係する場合もあると説明しています。強い痛みやしびれを伴う場合は、自己判断で運動を続けず確認が必要です。
痛みを我慢してストレッチしない
靴ひもを結ぶのがつらいからといって、痛みを我慢して前屈や股関節ストレッチを続ける必要はありません。
痛みを我慢して深く前かがみになる。
反動をつけて伸ばす。
腰だけを丸めて足元に手を伸ばす。
しびれがあるのにストレッチを続ける。
このような方法は、かえって腰や股関節への負担を増やす場合があります。
理学療法士コメント:
腰痛や股関節痛では、動かした方がよい場合と、まず医療機関で確認すべき場合があります。痛みの強さ、しびれ、筋力低下、外傷の有無を確認し、無理に前かがみ動作を繰り返さないことが大切です。
靴ひもを結ぶのがつらい方に確認したいポイント
| 確認ポイント | 靴ひも動作との関係 |
|---|---|
| 股関節の曲げやすさ | 足元に身体を近づけにくくなる |
| 骨盤の動き | 骨盤が動かないと腰で曲げやすい |
| 腰痛の有無 | 前かがみや立ち上がりで痛みが出やすい |
| 体幹の働き | 前かがみ姿勢を支えにくくなる |
| 膝の曲げやすさ | しゃがむ姿勢が取りにくくなる |
| 足首の柔軟性 | 深くしゃがむときにバランスを崩しやすい |
| バランス能力 | 立ったまま結ぶときにふらつきやすい |
| しびれや強い痛み | 医療機関での確認が必要な場合がある |
靴ひもを結ぶのがつらい場合は、腰だけでなく、股関節、骨盤、膝、足首、体幹、バランスを確認することが大切です。
整体×ピラティス×トレーニングでできること
靴ひもを結ぶのがつらい方に対しては、まず身体の状態を確認し、どこに動きにくさや不安定さがあるのかを整理することが大切です。
日本理学療法士協会は、理学療法について、基本的動作能力の回復を図るために運動や物理的手段を用いるものと説明しています。
Habi Gymでは、理学療法士の視点で姿勢、股関節、骨盤、腰、膝、足首、体幹、靴ひもを結ぶ動作を確認し、整体、マシンピラティス、トレーニングを組み合わせて身体づくりを行います。
整体では、硬くなりやすい股関節まわり、腰、骨盤、背中を整えます。
マシンピラティスでは、股関節や骨盤を動かしながら、体幹を安定させる練習を行います。
トレーニングでは、前かがみ、しゃがみ、片足立ち、立ち上がりなど、日常生活に必要な身体の使い方を段階的に育てます。
靴ひもを結ぶのがつらいという日常動作の悩みも、単なる柔軟性だけでなく、動作全体から確認することが大切です。
麻布十番・三軒茶屋で身体を整えたい方へ
麻布十番、三田、南麻布、東麻布、六本木エリアでは、デスクワークや運動不足により股関節や腰の硬さを感じる方が多くいます。
世田谷区三軒茶屋、駒沢大学、桜新町エリアでも、腰痛、股関節のつまり感、前かがみ動作のつらさ、靴ひもを結ぶのがつらいといった悩みを持つ方がいます。
厚生労働省は、健康づくりにおいて身体活動・運動の推奨事項や参考情報をまとめた「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しています。
Habi Gymでは、整体×マシンピラティス×トレーニングを通して、日常生活で動きやすい身体づくりをサポートしています。
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FAQ
Q1. 靴ひもを結ぶのがつらいのは股関節が硬いからですか?
A. 股関節の硬さが関係することはあります。
ただし、腰痛、骨盤の動き、膝や足首の硬さ、体幹の不安定さ、バランス能力が関係する場合もあります。
そのため、股関節だけでなく身体全体を確認することが大切です。
Q2. 前屈ストレッチをすれば楽になりますか?
A. 状態によります。
筋肉の硬さが主な原因であれば、適切なストレッチが役立つことがあります。
ただし、痛みを我慢して深く前屈したり、しびれがある状態で続けたりするのは避けましょう。
症状が続く場合は医療機関で確認することが大切です。
Q3. 靴ひもを結ぶときに腰へ負担を減らす方法はありますか?
A. 椅子に座って足を引き寄せる、足を台に乗せる、片膝をつくなど、腰だけを丸めない方法を選びましょう。
立ったまま無理に結ぶ必要はありません。
ふらつきや痛みがある場合は、安全な姿勢を優先することが大切です。
まとめ
靴ひもを結ぶのがつらい状態は、股関節の硬さ、腰痛、骨盤の動きにくさ、体幹の不安定さ、膝・足首の硬さ、バランス能力の低下などが関係していることがあります。
強い痛み、しびれ、筋力低下、夜間痛、外傷後の痛みがある場合は、医療機関での確認が必要です。
一方で、身体の硬さや使い方が関係している場合は、腰だけを伸ばすのではなく、股関節、骨盤、膝、足首、体幹の使い方を整えることで、靴ひもを結ぶ動作が楽になる可能性があります。
Habi Gymでは、理学療法士の視点で身体を評価し、整体、マシンピラティス、トレーニングを組み合わせて、日常生活で動きやすい身体づくりをサポートしています。
参考文献
- 日本整形外科学会|腰痛
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html - 日本整形外科学会|変形性股関節症
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html - 日本整形外科学会|ロコモティブシンドローム
https://www.joa.or.jp/public/locomo/ - 日本理学療法士協会|理学療法とは
https://www.japanpt.or.jp/about_pt/therapy/ - 日本理学療法士協会|理学療法士とは
https://www.japanpt.or.jp/about_pt/therapist/ - 厚生労働省|身体活動・運動の推進
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html - 厚生労働省|健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf

