正座ができない原因とは|膝・股関節・足首の動きから解説|Habi Gym
「正座ができない」
「膝を深く曲げると痛い」
「足首や股関節がつらくて座れない」
「以前はできた正座が難しくなった」
このようなお悩みはありませんか。
正座ができない状態は、膝だけの問題とは限りません。
膝の曲がりにくさ、股関節の硬さ、足首の可動域、太もも前の張り、骨盤や体幹の安定性など、複数の要素が関係していることがあります。
この記事では、正座ができない原因と、身体を整えるために確認したいポイントを理学療法士の視点で解説します。
正座ができないときに考えられる原因
正座では、膝を深く曲げるだけでなく、股関節、足首、骨盤、体幹が連動して姿勢を保つ必要があります。
そのため、どこか一つの関節や筋肉が動きにくいだけでも、正座ができないと感じやすくなります。
例えば、膝に痛みや腫れがあると、深く曲げる動作を避けやすくなります。
股関節が硬いと、骨盤が安定せず、座った姿勢を保ちにくくなります。
足首の前側や甲が硬いと、足を伸ばして座る姿勢がつらくなることがあります。
太もも前の筋肉が硬いと、膝を深く曲げるときに突っ張りを感じやすくなります。
つまり、正座ができない原因は、膝だけでなく、股関節、足首、骨盤、体幹の動きも関係しています。
膝だけを無理に曲げないことが大切
正座ができないからといって、痛みを我慢して膝を深く曲げる必要はありません。
無理に正座をする。
反動をつけて座る。
痛みがあるのに長時間我慢する。
膝を押し込むように曲げる。
このような方法は、膝の痛みや腫れを悪化させることがあります。
まずは、どの動きで痛みが出るのか、膝以外に股関節や足首の硬さがないかを確認することが大切です。
理学療法士コメント:
正座では膝を深く曲げる可動域が必要ですが、膝だけでなく股関節や足首の状態も影響します。痛みを我慢して座るより、原因を確認しながら段階的に進めることが重要です。
膝の痛みや変形性膝関節症との関係
正座ができない方で特に確認したいのが、膝の痛みや変形性膝関節症との関係です。
日本整形外科学会では、変形性膝関節症について、初期は立ち上がりや歩き始めなど動作開始時に痛みが出やすく、中期になると正座や階段昇降が困難になると説明しています。
膝を深く曲げたときに強い痛みがある。
膝が腫れている。
階段の上り下りがつらい。
立ち上がりで膝が痛い。
膝が伸びきらない。
歩き始めに痛みが出る。
このような症状がある場合は、無理に正座を練習する前に、整形外科などで膝の状態を確認することが大切です。
膝への負担は股関節や足首からも影響する
膝の痛みがある場合でも、膝だけが原因とは限りません。
股関節が硬いと、しゃがむ・座る・立つ動作で膝に負担が集まりやすくなります。
足首が硬いと、体重のかかり方が偏り、膝の向きが崩れやすくなります。
体幹が不安定だと、立ち上がりや歩行時に膝へ負担がかかりやすくなります。
正座ができない場合は、膝の可動域だけでなく、下半身全体の使い方を確認することが大切です。
理学療法士コメント:
膝痛では、膝だけをほぐす・鍛えるだけでは不十分なことがあります。股関節、足首、体幹の働きを確認し、膝に負担が集中しない動き方を身につけることが大切です。
股関節の硬さが関係する理由
正座ができない方では、股関節の硬さも関係することがあります。
股関節は、立つ、座る、歩く、しゃがむ、床に座るなど、多くの日常動作に関わる関節です。
正座そのものは膝を深く曲げる動きが中心に見えますが、骨盤を安定させて座るためには股関節の動きも必要です。
股関節が硬いと、骨盤が後ろに倒れたり、腰が丸まったりしやすくなります。
その結果、正座姿勢を保ちにくくなったり、腰や膝に負担が出たりすることがあります。
また、日本整形外科学会では、変形性股関節症の症状として、足の爪切りや靴下が履きにくくなること、和式トイレ使用や正座が困難になることがあると説明しています。
あぐら・しゃがみ動作も確認する
正座ができない方は、以下のような動作も確認してみましょう。
あぐらがかけない。
しゃがめない。
足を組めない。
靴下が履きにくい。
足の爪切りがつらい。
床から立ち上がるのが大変。
このような動作にも、股関節、膝、足首、骨盤、体幹が関係します。
正座だけを見るのではなく、日常生活でどの動作が苦手になっているかを整理することが大切です。
理学療法士コメント:
股関節が動きにくい方は、床に座る動作全般が苦手になりやすいです。正座だけでなく、しゃがむ・床から立つ・靴下を履くなどの動作も確認すると、原因を整理しやすくなります。
足首や太もも前の硬さも影響する
正座では、足首を伸ばして足の甲を床につける姿勢になります。
そのため、足首の前側や足の甲に硬さがあると、正座したときに足首がつらく感じることがあります。
また、太もも前の筋肉が硬いと、膝を深く曲げたときに強く突っ張ることがあります。
足首や太もも前の硬さがある方は、膝だけでなく、足首から太ももまでの柔軟性を確認することが大切です。
体幹が不安定だと姿勢を保ちにくい
正座では、下半身だけでなく体幹の安定性も必要です。
体幹が働きにくいと、骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなりやすくなります。
反対に、腰を反らせすぎて座ると、腰まわりに負担がかかることがあります。
体幹とは腹筋だけではありません。
背骨、骨盤、胸郭、股関節、呼吸が連動して身体を支える働きがあります。
正座ができない方は、膝の可動域だけでなく、正座姿勢を保てる体幹の働きも確認することが大切です。
理学療法士コメント:
正座は、膝を曲げる柔軟性だけでなく、骨盤を安定させて上半身を支える力も必要です。足首、太もも前、体幹の状態を確認し、無理のない姿勢から整えていきましょう。
医療機関で確認した方がよい症状
正座ができない状態が続く場合、すべてが身体の硬さや運動不足だけとは限りません。
特に、以下のような症状がある場合は、医療機関で確認することが大切です。
膝や股関節に強い痛みがある。
膝が腫れている。
歩くと痛みが強くなる。
階段の上り下りがつらい。
膝が伸びきらない。
足にしびれがある。
片側だけ急に動かしにくくなった。
安静時や夜間にも痛む。
転倒や外傷後から痛い。
強い痛みや腫れがある場合は、無理に正座を練習せず、まず膝や股関節の状態を確認しましょう。
痛みを我慢して正座しない
正座ができないからといって、痛みを我慢して座り続ける必要はありません。
痛みを我慢して膝を曲げる。
長時間正座を続ける。
膝を押し込む。
反動をつけて座る。
しびれがあるのに我慢する。
このような方法は、膝や股関節、足首への負担を増やすことがあります。
理学療法士コメント:
正座は、日本の生活で馴染みのある姿勢ですが、誰にとっても必須の姿勢ではありません。痛みがある場合は無理に正座を目指すのではなく、生活で必要な動作を安全に行える身体づくりを優先しましょう。
正座ができない方に確認したいポイント
| 確認ポイント | 正座との関係 |
|---|---|
| 膝の曲げやすさ | 正座では深く膝を曲げる必要がある |
| 膝の痛み・腫れ | 痛みがあると正座を避けやすくなる |
| 股関節の動き | 骨盤を安定させて座る動きに関係する |
| 足首の柔軟性 | 足の甲を床につける姿勢に影響する |
| 太もも前の硬さ | 膝を曲げたときの突っ張りにつながる |
| 骨盤の位置 | 背中が丸まる、腰が反る姿勢に関係する |
| 体幹の安定性 | 正座姿勢を保ちやすくする |
| しびれや強い痛み | 医療機関での確認が必要な場合がある |
正座ができない場合は、膝だけでなく、股関節、足首、骨盤、体幹を総合的に確認することが大切です。
整体×ピラティス×トレーニングでできること
正座ができない方に対しては、まず身体の状態を確認し、どこに動きにくさや負担があるのかを整理することが大切です。
日本理学療法士協会では、理学療法について、基本的動作能力の回復を図るために運動や物理的手段を用いるものと説明しています。
Habi Gymでは、理学療法士の視点で姿勢、膝、股関節、足首、骨盤、体幹、床に座る動作を確認し、整体、マシンピラティス、トレーニングを組み合わせて身体づくりを行います。
整体では、硬くなりやすい股関節まわり、膝まわり、足首、腰、骨盤まわりを整えます。
マシンピラティスでは、股関節や骨盤を動かしながら、体幹を安定させる練習を行います。
トレーニングでは、椅子からの立ち上がり、しゃがみ動作、床からの立ち上がり、階段動作など、日常生活に必要な身体の使い方を段階的に育てます。
正座ができないという悩みも、単なる柔軟性だけでなく、動作全体から確認することが大切です。
麻布十番・三軒茶屋で身体を整えたい方へ
麻布十番、三田、南麻布、東麻布、六本木エリアでは、デスクワークや運動不足により、膝や股関節、足首の硬さを感じる方が多くいます。
世田谷区三軒茶屋、駒沢大学、桜新町エリアでも、正座ができない、しゃがめない、床から立ち上がるのがつらい、膝に不安があるといった悩みを持つ方がいます。
厚生労働省は、健康づくりに関わる専門家などに向けて、身体活動・運動の推奨事項や参考情報をまとめた「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しています。
Habi Gymでは、整体×マシンピラティス×トレーニングを通して、日常生活で動きやすい身体づくりをサポートしています。
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FAQ
Q1. 正座ができないのは膝が悪いからですか?
A. 膝の痛みや可動域制限が関係することはあります。
ただし、股関節の硬さ、足首の硬さ、太もも前の張り、骨盤の位置、体幹の不安定さが関係する場合もあります。
そのため、膝だけでなく身体全体を確認することが大切です。
Q2. 正座ができるように毎日練習した方がよいですか?
A. 痛みがある場合は、無理に正座を練習する必要はありません。
痛みを我慢して膝を深く曲げると、症状が悪化することがあります。
まずは椅子からの立ち上がり、浅いしゃがみ動作、股関節や足首の動きなど、負担の少ない内容から始めることが大切です。
Q3. 正座ができないままでも問題ありませんか?
A. 正座は必ず必要な姿勢ではありません。
ただし、しゃがめない、床から立ち上がれない、膝や股関節に痛みがある、歩行や階段にも不安がある場合は、身体の状態を確認することが大切です。
まとめ
正座ができない状態は、膝の痛みや曲がりにくさだけでなく、股関節の硬さ、足首の可動域、太もも前の張り、骨盤の位置、体幹の不安定さなどが関係していることがあります。
強い痛み、腫れ、しびれ、歩行時痛、夜間痛、外傷後の痛みがある場合は、医療機関での確認が必要です。
一方で、身体の硬さや使い方が関係している場合は、膝だけでなく、股関節、足首、骨盤、体幹を整えることで、床に座る・立ち上がるなどの日常動作が楽になる可能性があります。
Habi Gymでは、理学療法士の視点で身体を評価し、整体、マシンピラティス、トレーニングを組み合わせて、日常生活で動きやすい身体づくりをサポートしています。
参考文献
- 日本整形外科学会|変形性膝関節症
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html - 日本整形外科学会|変形性股関節症
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html - 日本整形外科学会|腰痛
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html - 日本整形外科学会|ロコモティブシンドローム
https://www.joa.or.jp/public/locomo/ - 日本理学療法士協会|理学療法とは
https://www.japanpt.or.jp/about_pt/therapy/ - 厚生労働省|身体活動・運動の推進
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html - 厚生労働省|健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023
https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf

