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肩関節周囲炎の急性期対応と肩甲上腕関節の整体アプローチ|Habi Gym

肩関節周囲炎は、40代から60代に多く発症する肩の疾患で、特に急性期には激しい痛みと可動域制限を引き起こします。整体施術においては、肩甲上腕関節の構造を正しく理解し、炎症の段階に応じた適切なアプローチが不可欠です。本記事では、肩関節周囲炎の急性期における整体の役割、肩甲上腕関節の解剖学的特徴、施術上の注意点について、理学療法士の視点から詳しく解説します。適切な知識を持つことで、症状の悪化を防ぎ、回復を促進することができます。


肩関節周囲炎とは:病態

肩関節周囲炎は、肩関節を構成する組織に炎症が生じ、痛みと運動制限をもたらす疾患です。一般的には「五十肩」や「四十肩」とも呼ばれ、明確な外傷がなくても発症することが特徴です。

発症初期では肩甲上腕関節の関節包や滑液包に炎症が起こり、徐々に関節包全体が硬化していきます。この過程で、夜間痛や安静時痛といった特徴的な症状が現れます。炎症物質の放出により、周囲の軟部組織も刺激を受け、痛みが増強されます。

急性期の特徴と期間

急性期は発症から約2週間から3ヶ月程度続き、最も強い炎症反応が見られる時期です。この段階では、肩甲上腕関節内の滑膜炎が顕著で、関節液の増加や関節包の肥厚が進行します。

夜間に痛みが増強するのは、就寝時の姿勢により関節包内圧が上昇するためです。また、わずかな動作でも激痛が走り、日常生活動作が著しく制限されます。

理学療法士コメント:「急性期は炎症が最も強い時期のため、無理な可動域訓練は症状を悪化させます。この時期の整体では、炎症を鎮静化させることを最優先とし、肩甲上腕関節への直接的な強い刺激は避けるべきです。」


肩甲上腕関節の解剖学的理解

肩甲上腕関節は、上腕骨頭と肩甲骨の関節窩で構成される球関節で、人体で最も可動域が広い関節です。この高い可動性は、関節窩が浅く、関節包が緩いという構造的特徴によるものです。

関節の安定性は、回旋筋腱板と呼ばれる4つの筋肉群によって維持されています。棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋がこれに該当し、これらが協調的に働くことで、肩関節の動的安定性が保たれます。

関節包と滑液包の役割

肩甲上腕関節を包む関節包は、上方・前方・後方・下方に広がり、関節の動きを許容しながら安定性を提供します。整体施術では、この関節包の柔軟性を維持することが重要です。

また、肩峰下滑液包は肩甲骨と上腕骨頭の間でクッションの役割を果たし、摩擦を軽減します。肩関節周囲炎の急性期には、この滑液包にも炎症が波及することが多くあります。

理学療法士コメント:「肩甲上腕関節の構造を理解せずに施術を行うと、かえって組織を損傷させる可能性があります。特に急性期は関節包が脆弱になっているため、解剖学的知識に基づいた慎重なアプローチが求められます。」


急性期における整体アプローチの原則

肩関節周囲炎の急性期における整体では、炎症の鎮静化と二次的な筋緊張の緩和が主な目的となります。直接的な肩甲上腕関節への強い刺激は避け、周辺組織へのソフトなアプローチを優先します。

具体的には、頸部から肩甲骨周囲の筋肉の緊張を緩和し、肩関節への負担を軽減します。僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋などの過緊張を改善することで、間接的に肩甲上腕関節の環境を整えます。

施術タイミングと禁忌事項

急性期の初期段階、特に発症から2週間以内は、積極的な施術を控えるべき時期です。この時期の整体は、姿勢指導や生活動作のアドバイスが中心となります。

禁忌事項として、強制的な可動域訓練、患部への強い圧迫、急激な温熱療法が挙げられます。これらは炎症を増悪させ、回復を遅らせる原因となります。

理学療法士コメント:「急性期の整体では『何をするか』よりも『何をしないか』が重要です。患者さんの痛みを最小限に抑えながら、自然治癒力を最大限に引き出すサポートが理学療法士の役割です。」


日常生活での注意点とセルフケア

急性期には、日常生活動作の工夫が症状管理に大きく影響します。重い物を持つ動作や、肩より上に腕を挙げる動作は極力避けるべきです。

睡眠時は、患側を上にした側臥位や、クッションで腕を支える姿勢が推奨されます。また、長時間同じ姿勢を維持すると関節の硬化が進むため、定期的な姿勢変換が必要です。

温熱療法と冷却療法の使い分け

急性期の初期段階では、炎症が強いため冷却療法が適しています。1回15分程度、1日3回を目安に患部を冷やすことで、炎症の進行を抑えられます。

急性期の後期や慢性期への移行期には、温熱療法が有効になります。温めることで血流が改善し、筋緊張の緩和と関節の柔軟性向上が期待できます。

理学療法士コメント:「温めるか冷やすかの判断は、炎症の程度を見極めることが重要です。腫れや熱感が強い場合は冷却、慢性的な硬さや鈍痛には温熱と使い分けることで、回復を促進できます。」


よくある質問(FAQ)

Q1: 肩関節周囲炎の急性期はどのくらい続きますか?

A: 一般的に急性期は2週間から3ヶ月程度続きます。ただし、個人差が大きく、適切な対処を行うことで期間を短縮できる可能性があります。無理な運動や不適切な施術は急性期を長引かせる原因となるため、専門家の指導を受けることが重要です。

Q2: 急性期に整体を受けても大丈夫ですか?

A: 急性期の初期段階では、積極的な施術は控えるべきです。ただし、肩甲骨周囲や頸部など、肩甲上腕関節から離れた部位への穏やかなアプローチは有効な場合があります。施術を受ける際は、肩関節周囲炎の経験が豊富な整体師を選び、急性期であることを必ず伝えましょう。

Q3: 痛みがある間は肩を動かさない方がいいですか?

A: 完全に動かさないと関節の拘縮が進行します。痛みのない範囲での軽い運動は推奨されますが、痛みを我慢して動かすことは避けてください。振り子運動など、重力を利用した受動的な運動から始め、徐々に活動範囲を広げていくことが理想的です。


まとめ

肩関節周囲炎の急性期における整体アプローチは、肩甲上腕関節の解剖学的理解と炎症段階の正確な評価に基づいて行う必要があります。急性期は炎症が最も強い時期であり、無理な施術は症状を悪化させるリスクがあります。

整体では、直接的な関節操作を避け、周辺組織の緊張緩和と姿勢改善を通じて、間接的に肩関節の環境を整えることが重要です。また、日常生活での動作指導や温熱・冷却療法の適切な使い分けも、回復を促進する上で欠かせません。

専門家による適切な評価と、段階に応じたアプローチを組み合わせることで、肩関節周囲炎からの早期回復が期待できます。


参考文献

  1. 日本整形外科学会「肩関節周囲炎診療ガイドライン」https://www.joa.or.jp/
  2. 日本理学療法士協会「肩関節疾患の理学療法」https://www.japanpt.or.jp/
  3. 厚生労働省「運動器疾患に関する情報」https://www.mhlw.go.jp/
  4. 日本肩関節学会「肩関節の解剖と機能」https://www.shoulder-japan.com/
  5. 医学中央雑誌「肩関節周囲炎の病態と治療」https://www.jamas.or.jp/

Habi Gymは、国家資格の理学療法士が常駐しているため、持病をお持ちでも、専門的な観点からオーダーメイドのプログラムを提供することできるパーソナルジムです。リハビリで病院やクリニックに通っていたが、その後も体の悩みが改善されない方は一度ご相談ください。

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女子プロフットサルチームへのトレーナー経験(ラスボニータス)があります。身体の現状や問題点についてカウンセリングさせていただいた上で、根本的な原因に対して施術をさせて頂きます。体の詳細な部分まで丁寧に指導させて頂きますので、初めての方や体の不自由な方も質の高い施術・トレーニングを受けることができます。 出身:岡山県/保有資格:理学療法士 岡山学芸館高校サッカー部 趣味:サッカー 

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