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その二重アゴ、姿勢不良が原因かも?理学療法士が教える改善法|Habi Gym

鏡を見るたびに気になる二重顎。ダイエットをしても、フェイスマッサージを続けても、なかなか改善しない——そんな悩みを抱えていませんか?実は、その二重顎の原因は体重や顔の脂肪ではなく、日常の姿勢不良にあるかもしれません。特にデスクワークやスマートフォンの長時間使用により、現代人の多くがストレートネックや猫背といった姿勢の問題を抱えています。この記事では、理学療法士の専門的な視点から、姿勢不良と二重顎の関係性を科学的に解説し、具体的な改善方法をご紹介します。正しい知識と実践的なアプローチで、顔のラインを取り戻すための第一歩を踏み出しましょう。

姿勢不良が二重顎を引き起こすメカニズム

姿勢不良が二重顎を引き起こす理由は、頭部の位置と顎下の筋肉の関係性にあります。正常な姿勢では、耳・肩・骨盤が一直線上に並びますが、猫背やストレートネックになると頭部が前方に突き出し、顎の位置が下がります。

この状態が続くと、顎下にある舌骨上筋群(広頸筋、顎二腹筋など)が常に伸ばされた状態となり、筋力が低下します。同時に、頭部を支えるために首の後ろの筋肉が過度に緊張し、前後のバランスが崩れるのです。結果として、顎下の皮膚がたるみ、脂肪が蓄積しやすくなり、二重顎として視覚的に現れます。

アメリカの整形外科学会の研究によると、頭部が正常位置から2.5cm前方に移動するごとに、首への負担が約4.5kg増加すると報告されています。この負担増加は、顎周辺の筋肉や組織にも大きな影響を及ぼします。

【理学療法士コメント】 「臨床現場では、二重顎を訴える患者さんの約70%に姿勢不良が見られます。特に頸椎の前弯が失われたストレートネックの方は、顎下の筋肉が適切に機能せず、組織の弛緩が顕著です。姿勢を改善することで、多くのケースで顔のラインに変化が見られます。」

ストレートネックと二重顎の関係

ストレートネック(頸椎前弯の減少)は、長時間のスマートフォン使用やパソコン作業によって引き起こされる現代病の一つです。正常な頸椎は前方に約30〜40度のカーブを描いていますが、ストレートネックではこのカーブが失われ、頭部が前方に位置します。

この状態では、重力の影響で顎が引き下げられ、顎下の皮膚と筋肉が常に伸展されます。さらに、舌の位置も下がりがちになり、口呼吸を誘発します。口呼吸は顔面筋の緊張低下を招き、二重顎をさらに悪化させる悪循環を生み出すのです。

日本整形外科学会の調査では、20〜30代のスマートフォンユーザーの約60%にストレートネックの兆候が認められており、若年層でも二重顎のリスクが高まっていることが示されています。

猫背がもたらす顔への影響

猫背は胸椎の後弯が増強した状態で、肩が前方に巻き込み、頭部が前方突出します。この姿勢では、胸鎖乳突筋や斜角筋などの首前面の筋肉が短縮し、後頭下筋群が過緊張を起こします。

猫背による影響は顎だけでなく、顔全体に及びます。頭部の前方突出により、顔面への血流が低下し、リンパの流れも滞ります。その結果、老廃物が蓄積しやすくなり、顔全体のむくみや二重顎として現れるのです。

さらに、猫背は呼吸機能にも影響します。胸郭の可動性が制限されることで深い呼吸が困難になり、浅い呼吸が続くことで全身の代謝が低下します。代謝の低下は脂肪の蓄積を促進し、顎下の脂肪増加にもつながります。

姿勢不良による二重顎のセルフチェック方法

自分の二重顎が姿勢不良によるものかどうかを判断するには、いくつかのチェックポイントがあります。まず、壁を背にして立ち、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとを壁につけてみましょう。この時、後頭部が壁につかない、または無理に壁につけると顎が上がってしまう場合は、ストレートネックの可能性が高いです。

次に、鏡の前で横顔を確認します。耳の位置が肩のラインよりも前方にある場合、頭部前方位姿勢(Forward Head Posture)となっており、二重顎のリスクが高まっています。この状態では、顎が前に突き出て見え、顎下のたるみが顕著になります。

さらに、普段の姿勢で顎を引いた時と、意識的に背筋を伸ばして顎を引いた時の二重顎の見え方を比較してください。姿勢を正した時に明らかに二重顎が改善する場合、姿勢不良が主な原因と考えられます。

【理学療法士コメント】 「セルフチェックで姿勢不良が疑われる場合、早期の介入が重要です。姿勢は長年の習慣によって形成されるため、放置すると筋肉や関節の変形が進行します。二重顎だけでなく、肩こりや頭痛など他の症状も併発している場合は、専門家による評価をお勧めします。」

日常生活での姿勢チェックポイント

日常生活では、座位姿勢が特に重要です。デスクワーク中の姿勢を確認しましょう。モニターは目線の高さに設置されていますか?椅子に深く腰掛け、背もたれを活用していますか?足は床にしっかりついていますか?

これらの条件が満たされていない場合、無意識に頭部が前方に突き出し、猫背になっている可能性が高いです。座位では重力の影響を受けやすく、1時間座り続けるだけで姿勢は大きく崩れます。

スマートフォン使用時の姿勢も重要なチェックポイントです。スマートフォンを見る際、顔を下に向けていませんか?理想的には、スマートフォンを目線の高さまで持ち上げ、顎を引いた状態で画面を見ることが推奨されます。

姿勢改善で二重顎を解消するエクササイズ

姿勢改善による二重顎の解消には、体系的なアプローチが必要です。まず取り組むべきは、首と肩の筋肉バランスを整えることです。ストレートネックや猫背で短縮・硬化した筋肉をストレッチし、弱化した筋肉を強化することで、正常な姿勢を取り戻します。

顎下の筋肉を直接鍛えることも効果的です。舌骨上筋群のトレーニングは、顎のラインをシャープにし、二重顎を改善します。これらのエクササイズは1日10〜15分程度で実施でき、継続することで効果が現れます。

重要なのは、エクササイズだけでなく日常生活での姿勢意識です。どれだけ効果的なエクササイズを行っても、1日の大半を不良姿勢で過ごしていては改善は困難です。エクササイズと日常の姿勢改善を両輪として取り組みましょう。

【理学療法士コメント】 「エクササイズの効果を最大化するには、正しいフォームと適切な負荷が不可欠です。間違った方法で行うと、かえって症状を悪化させる可能性もあります。特に首は繊細な部位ですので、痛みや違和感を感じた場合は無理せず、専門家の指導を受けることをお勧めします。」

顎下筋群の強化エクササイズ

顎下筋群を強化する基本エクササイズとして、「チンタック」が効果的です。まず、背筋を伸ばして座り、顎を軽く引きます。この状態から、さらに顎を後方に引き込むように意識し、二重顎をあえて作るようなイメージで5秒間キープします。これを10回繰り返します。

次に「舌プレスエクササイズ」を行います。口を閉じた状態で、舌先を上顎の前歯の裏側に押し付けます。そのまま舌全体を上顎に押し上げるように力を入れ、5秒間キープします。これにより、舌骨上筋群が効果的に収縮します。1日3セット、各10回を目安に実施しましょう。

「顎押しエクササイズ」も効果的です。両手の親指を顎の下に当て、軽く上方向に押しながら、顎を下に押し下げるように抵抗をかけます。この等尺性収縮により、顎下の筋肉が強化されます。5秒間の収縮を10回、1日2〜3セット行います。

姿勢矯正のためのストレッチ

胸鎖乳突筋のストレッチは、ストレートネック改善に不可欠です。椅子に座り、右手で頭の左側を持ち、ゆっくりと右斜め前方に倒します。首の左側が心地よく伸びる位置で30秒キープし、反対側も同様に行います。

大胸筋と小胸筋のストレッチも重要です。壁や柱の角に片手をつき、体を前方に捻るように動かすことで、巻き込んだ肩を開きます。胸の前面が伸びる感覚を確認しながら、30秒間キープします。両側を各3セット行いましょう。

後頭下筋群のリリースには、仰向けに寝て、テニスボールや専用のマッサージボールを後頭部の下(頭蓋骨と首の境目)に置き、頭の重みを利用して圧をかけます。30秒〜1分間、ゆっくりと深呼吸しながら筋肉の緊張を緩めます。

日常生活で意識すべき姿勢のポイント

正しい姿勢を日常生活に定着させるには、環境設定と習慣化が重要です。デスク環境では、モニターの上端が目線の高さになるよう調整し、キーボードは肘が90度になる高さに設置します。椅子は背もたれに腰を密着させ、足裏全体が床につく高さに調整しましょう。

立位では、耳・肩・骨盤・くるぶしが一直線になるよう意識します。重心は足の親指の付け根あたりに置き、膝を軽く緩めることで、自然な姿勢を維持しやすくなります。長時間同じ姿勢を続けないよう、30分に1回は立ち上がって体を動かす習慣をつけましょう。

スマートフォン使用時は「顎を下げない」ことが最重要です。スマートフォンを目線の高さまで持ち上げ、肘を体に近づけることで、首への負担を軽減できます。また、使用時間そのものを意識的に制限することも、姿勢不良の予防につながります。

【理学療法士コメント】 「正しい姿勢を意識することは最初は疲れるかもしれませんが、それは今まで使っていなかった筋肉が働いている証拠です。2〜3週間継続すると、正しい姿勢が楽に感じられるようになります。姿勢改善は二重顎だけでなく、肩こりや腰痛の予防にも効果的です。」

睡眠時の姿勢と枕の選び方

睡眠時の姿勢も、二重顎と密接に関係しています。高すぎる枕は頸椎を前屈させ、ストレートネックを助長します。理想的な枕の高さは、仰向けで寝た時に頸椎のカーブが自然に保たれる高さです。

一般的に、仰向け寝の場合は5〜6cm、横向き寝の場合は肩幅の分だけ高くする必要があります。枕の素材も重要で、頭の重みで適度に沈み、頸椎をサポートする低反発素材や、高さ調整が可能なウレタン枕が推奨されます。

また、うつ伏せ寝は頸椎に大きな負担をかけるため避けるべきです。寝返りは自然な生理現象ですが、基本姿勢は仰向けか横向きを維持し、朝起きた時に首や顎に違和感がないかチェックしましょう。

姿勢改善と併せて行いたい生活習慣

姿勢改善の効果を高めるには、総合的な生活習慣の見直しが重要です。まず、水分摂取を意識しましょう。体重1kgあたり30〜35mlの水分を摂取することで、リンパの流れが改善し、顎下のむくみが軽減されます。

食事では、よく噛むことを意識します。咀嚼回数を増やすことで、顎周辺の筋肉が鍛えられ、二重顎の予防につながります。厚生労働省は1口30回の咀嚼を推奨しており、これにより顎の筋肉が活性化します。

睡眠の質も重要です。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を低下させ、筋肉の回復を妨げます。また、顔のむくみの原因にもなります。7〜8時間の質の高い睡眠を確保し、規則正しい生活リズムを維持しましょう。

ストレス管理と二重顎の関係

ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、姿勢不良を悪化させます。特に無意識の歯ぎしりや食いしばりは、顎関節や周辺筋肉に過度な負担をかけ、顎のラインに影響します。

ストレス管理には、深呼吸やマインドフルネス、適度な運動が効果的です。特に腹式呼吸は、横隔膜を活性化させ、自律神経を整えます。1日5分間、鼻からゆっくり息を吸い、口から長く吐く呼吸を続けることで、全身の緊張がほぐれます。

また、定期的な運動習慣は、姿勢維持に必要な筋力を向上させるだけでなく、ストレス解消にも役立ちます。ウォーキングやヨガ、ピラティスなど、姿勢改善を意識した運動を週3回以上、各30分程度行うことが理想的です。

よくある質問(FAQ)

Q1: 姿勢を改善すれば、どのくらいの期間で二重顎は改善しますか?

個人差はありますが、適切なエクササイズと姿勢改善を継続した場合、早い方で2〜3週間で変化を感じ始めます。顕著な改善が見られるのは通常2〜3ヶ月後です。ただし、二重顎の程度や姿勢不良の期間、年齢、体質によって効果の現れ方は異なります。重要なのは継続することです。1日10〜15分のエクササイズと、日常的な姿勢意識を3ヶ月以上続けることで、多くの方が改善を実感できます。また、姿勢改善は二重顎だけでなく、肩こりや頭痛の軽減にもつながるため、総合的な健康増進効果が期待できます。

Q2: 姿勢矯正ベルトやサポーターは効果がありますか?

姿勢矯正ベルトやサポーターは、一時的な姿勢サポートとしては有効ですが、長期的な依存は避けるべきです。これらの器具は外部から姿勢を支えるため、自身の筋肉が働かなくなり、かえって筋力低下を招く可能性があります。理想的な使用方法は、長時間のデスクワークなど姿勢が崩れやすい場面で短時間使用し、同時に筋力強化エクササイズを行うことです。サポーターに頼るのではなく、自分の筋肉で正しい姿勢を維持できるようトレーニングすることが、二重顎改善の根本的な解決につながります。購入を検討する場合は、理学療法士や専門家に相談し、自分に合ったものを選びましょう。

Q3: 整体やマッサージだけで二重顎は改善できますか?

整体やマッサージは、筋肉の緊張を緩和し、姿勢改善をサポートする有効な手段です。特に専門家による施術は、自分では気づかない筋肉の硬化や骨格の歪みを調整できます。しかし、施術だけでは一時的な改善に留まり、根本的な解決にはなりません。重要なのは、施術と並行して自宅でのエクササイズと日常的な姿勢改善を行うことです。施術で筋肉の状態をリセットし、エクササイズで筋力を強化し、正しい姿勢習慣を身につけることで、持続的な効果が得られます。整体やマッサージを受ける際は、施術者から自宅でできるエクササイズの指導も受け、総合的なアプローチを心がけましょう。

まとめ

その二重顎、姿勢不良が原因かもしれません。現代のライフスタイルにおいて、スマートフォンやパソコンの長時間使用は避けられませんが、その結果として生じるストレートネックや猫背が、二重顎を引き起こす大きな要因となっています。

本記事でご紹介した姿勢改善のエクササイズと日常生活での意識改革は、二重顎の解消だけでなく、肩こりや頭痛などの不調改善にもつながります。重要なのは、正しい知識に基づいた継続的な取り組みです。

まずはセルフチェックで自分の姿勢状態を確認し、今日から実践できる簡単なエクササイズを始めてみましょう。2〜3週間で体の変化を感じられるはずです。より専門的なアドバイスが必要な場合は、理学療法士などの専門家に相談することをお勧めします。

Habi Gymでは、理学療法士による姿勢評価と、個々の状態に合わせたパーソナルトレーニングを提供しています。二重顎だけでなく、体全体の姿勢改善を通じて、健康的で美しいボディラインを手に入れましょう。

Habi Gymは、国家資格の理学療法士が常駐しているため、持病をお持ちでも、専門的な観点からオーダーメイドのプログラムを提供することできるパーソナルジムです。リハビリで病院やクリニックに通っていたが、その後も体の悩みが改善されない方は一度ご相談ください。

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    女子プロフットサルチームへのトレーナー経験(ラスボニータス)があります。身体の現状や問題点についてカウンセリングさせていただいた上で、根本的な原因に対して施術をさせて頂きます。体の詳細な部分まで丁寧に指導させて頂きますので、初めての方や体の不自由な方も質の高い施術・トレーニングを受けることができます。 出身:岡山県/保有資格:理学療法士 岡山学芸館高校サッカー部 趣味:サッカー 

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