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糖質抜きダイエットが合う人・合わない人を徹底解説|Habi Gym

2025.10.20

糖質抜きダイエットに挑戦してみたものの、「頭がぼーっとする」「体重が減らない」「続かない」といった経験はありませんか。近年、糖質制限は人気のダイエット法として注目されていますが、実は万人に適した方法ではありません。体質や生活習慣、運動量によって効果の出方は大きく異なります。本記事では、理学療法士の専門的な視点から、糖質抜きダイエットが合う人と合わない人の特徴を詳しく解説します。さらに、自分に適した糖質制限のレベルや、安全に実践するための具体的なポイントもご紹介しますので、ダイエット選びの参考にしてください。

糖質抜きダイエットとは何か

糖質抜きダイエットとは、米やパン、麺類、砂糖などの炭水化物(糖質)の摂取を大幅に減らし、代わりにタンパク質や脂質を中心とした食事に切り替えるダイエット法です。糖質を制限することで、体内のエネルギー源がブドウ糖から脂肪へとシフトし、ケトン体という物質がエネルギーとして利用されるようになります。

糖質制限の種類とレベル

糖質制限には、厳しさによっていくつかのレベルがあります。

  • スーパー糖質制限:1日の糖質摂取量を20〜50g以下に抑える方法。3食すべてで主食を抜きます。
  • スタンダード糖質制限:1日の糖質摂取量を70〜100g程度に抑え、2食で主食を抜く方法。
  • ロカボ(ゆるやかな糖質制限):1日の糖質摂取量を130g以下に抑える方法。主食を少量にするなど、無理のない範囲で実践します。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、一般的な成人の1日あたりの炭水化物推奨量は総エネルギーの50〜65%とされており、これを大幅に下回るのが糖質制限の特徴です。

糖質制限で体内に起こる変化

糖質を制限すると、体内ではインスリンの分泌が抑えられ、脂肪が分解されやすくなります。また、肝臓でケトン体が生成され、脳や筋肉のエネルギー源として利用される「ケトーシス」という状態になります。この代謝の変化が、体重減少や体脂肪の減少につながるとされています。

【理学療法士からのコメント】 「糖質制限による代謝の変化は、個人差が非常に大きいです。特に運動習慣のある方や筋肉量の多い方は、エネルギー源の切り替えがスムーズに進みやすい傾向があります。一方、普段から糖質を主なエネルギー源としている方は、切り替えに時間がかかり、初期段階で倦怠感や集中力の低下を感じることがあります。」

糖質抜きダイエットが合う人の特徴

糖質抜きダイエットは、特定の体質や生活習慣を持つ方に特に効果的です。

インスリン抵抗性が高い人

肥満や運動不足、遺伝的要因などによりインスリン抵抗性が高い方は、糖質を摂取すると血糖値が急上昇しやすく、脂肪が蓄積されやすい傾向があります。糖質制限によってインスリンの分泌を抑えることで、体脂肪の減少が促進されることが複数の研究で示されています。

内臓脂肪が多い人

内臓脂肪型肥満の方は、糖質制限によって効果的に内臓脂肪を減らせる可能性があります。国立健康・栄養研究所の報告によれば、糖質制限は特に腹部の脂肪減少に効果があるとされています。

短期間で体重を落としたい人

糖質制限の初期段階では、グリコーゲンとともに体内に蓄えられていた水分が排出されるため、短期間で体重が減少します。結婚式やイベント前など、短期的な減量目標がある方には適しています。

運動習慣がある人

定期的に筋力トレーニングや有酸素運動を行っている方は、糖質制限中でも筋肉量を維持しやすく、脂肪燃焼効果も高まります。運動によってケトン体の利用効率が向上するため、エネルギー不足を感じにくくなります。

【理学療法士からのコメント】 「運動習慣のある方が糖質制限を行う場合、タンパク質摂取量の確保が特に重要です。体重1kgあたり1.5〜2.0g程度のタンパク質を目安に、筋肉の分解を防ぎながら脂肪を減らすことを心がけましょう。また、筋トレ前後には少量の糖質を摂取することで、パフォーマンスの維持と筋肉の回復を促すことができます。」

糖質抜きダイエットが合わない人の特徴

一方で、糖質抜きダイエットが適さない、あるいは注意が必要な方もいます。

激しい運動やスポーツをする人

持久系スポーツやHIIT(高強度インターバルトレーニング)など、瞬発的で高強度な運動を行う方は、糖質が主なエネルギー源となります。糖質が不足すると、パフォーマンスの低下や疲労の蓄積、怪我のリスクが高まる可能性があります。

妊娠中・授乳中の女性

妊娠中や授乳中の女性は、母体と胎児・乳児の健康のために十分な栄養が必要です。厳しい糖質制限は栄養バランスを崩し、発育に悪影響を及ぼす可能性があるため、医師の指導なしに行うべきではありません。

腎臓や肝臓に疾患がある人

糖質制限では、タンパク質や脂質の摂取量が増加します。腎機能や肝機能に問題がある方は、これらの栄養素の代謝に負担がかかり、症状を悪化させる恐れがあります。必ず医師に相談してから実践してください。

摂食障害の既往がある人

過度な糖質制限は、食事に対する極端な考え方や罪悪感を助長し、摂食障害の再発リスクを高める可能性があります。食事制限に対して不安を感じる方は、専門家のサポートを受けながら慎重に進めることが重要です。

ストレスの多い生活を送っている人

脳のエネルギー源は主にブドウ糖です。ストレスが多い環境では、脳が多くのエネルギーを必要とするため、糖質不足によって集中力の低下、イライラ、不安感などが強まることがあります。

【理学療法士からのコメント】 「ストレス状態では、コルチゾールというホルモンが分泌され、血糖値の調整が難しくなります。この状態で糖質を極端に制限すると、心身のバランスが崩れやすくなります。まずは生活習慣の見直しや、ストレスマネジメントに取り組むことを優先しましょう。」

自分に合った糖質制限のレベルを見極める方法

糖質制限を安全かつ効果的に実践するには、自分の体質や生活スタイルに合ったレベルを選ぶことが大切です。

現在の食生活を振り返る

まずは、普段どの程度の糖質を摂取しているかを把握しましょう。食事記録アプリなどを活用して、1日の糖質量を計算してみてください。いきなり厳しい制限を始めるのではなく、段階的に減らしていくことが継続の鍵です。

体調の変化を観察する

糖質制限を始めたら、体重や体脂肪率だけでなく、疲労感、集中力、睡眠の質、運動パフォーマンスなどを記録しましょう。体調不良が続く場合は、糖質量を調整するか、別のダイエット法を検討してください。

専門家に相談する

管理栄養士や理学療法士、医師などの専門家に相談することで、自分の健康状態に応じた適切な糖質制限のレベルを提案してもらえます。特に持病がある方や、長期的にダイエットを継続したい方には、プロのサポートが不可欠です。

血液検査で健康状態を確認する

糖質制限を始める前後に血液検査を受けることで、血糖値、HbA1c、コレステロール値、肝機能、腎機能などの変化を客観的に把握できます。定期的なチェックによって、体への負担を最小限に抑えることができます。

【理学療法士からのコメント】 「私たちがクライアントに糖質制限を提案する際は、必ず初回にカウンセリングと体組成測定を行い、個別のプランを作成します。一律の方法ではなく、その人の筋肉量、運動習慣、ライフスタイルに合わせた調整が、成功の鍵となります。」

糖質抜きダイエットを安全に実践するためのポイント

糖質制限を健康的に続けるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

タンパク質と良質な脂質を十分に摂る

糖質を減らす分、タンパク質と脂質でエネルギーを補う必要があります。肉、魚、卵、大豆製品などの高タンパク質食品と、オリーブオイル、ナッツ、アボカドなどの良質な脂質をバランスよく摂取しましょう。

食物繊維とビタミン・ミネラルを意識する

糖質制限では、主食を減らすことで食物繊維が不足しがちです。便秘を防ぐために、葉物野菜、きのこ、海藻などを積極的に取り入れてください。また、ビタミンやミネラルのバランスも重要です。

水分補給を怠らない

糖質制限の初期段階では、体内の水分が排出されやすくなります。脱水症状を防ぐため、1日2リットル程度の水を意識的に飲むようにしましょう。

過度な制限は避ける

極端な糖質制限は、長期的には栄養不足やリバウンドのリスクを高めます。最初は「ゆるやかな糖質制限」から始め、体の反応を見ながら調整していくことをおすすめします。

FAQ:糖質抜きダイエットに関するよくある質問

Q1. 糖質制限中に頭がぼーっとするのはなぜですか?

糖質制限を始めたばかりの頃は、脳のエネルギー源がブドウ糖からケトン体に切り替わる過程で、一時的に集中力の低下や倦怠感を感じることがあります。これは「ケトフル」や「ローカーボフル」と呼ばれる現象で、通常1〜2週間で改善します。水分と電解質を十分に摂取し、無理をせずに体を慣らしていきましょう。

Q2. 糖質制限はどのくらいの期間続ければ効果が出ますか?

個人差がありますが、多くの方は2週間〜1ヶ月程度で体重や体脂肪の減少を実感します。ただし、短期的な減量だけを目的とするのではなく、長期的な健康維持を考えたバランスの取れた食生活を目指すことが大切です。

Q3. 糖質制限をやめたらリバウンドしやすいですか?

急激に糖質を元の量に戻すと、体が水分とグリコーゲンを再び蓄えるため、体重が一時的に増加することがあります。リバウンドを防ぐには、糖質制限を終える際も段階的に糖質を増やし、運動習慣を維持することが重要です。

まとめ

糖質抜きダイエットは、体質や生活習慣によって効果が大きく異なるダイエット法です。インスリン抵抗性が高い方や内臓脂肪が多い方、運動習慣のある方には効果的ですが、激しい運動をする方や妊娠中の方、持病のある方には適さない場合があります。

自分に合った糖質制限のレベルを見極め、タンパク質や食物繊維、水分をしっかり摂りながら、無理なく続けることが成功の鍵です。体調の変化を観察しながら、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることで、安全かつ効果的にダイエットを進めることができます。

Habi Gymでは、理学療法士をはじめとする専門スタッフが、お一人おひとりの体質や目標に合わせたトレーニングと食事指導を提供しています。糖質制限についてのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Habi Gymは、国家資格の理学療法士が常駐しているため、持病をお持ちでも、専門的な観点からオーダーメイドのプログラムを提供することできるパーソナルジムです。リハビリで病院やクリニックに通っていたが、その後も体の悩みが改善されない方は一度ご相談ください。

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    女子プロフットサルチームへのトレーナー経験(ラスボニータス)があります。身体の現状や問題点についてカウンセリングさせていただいた上で、根本的な原因に対して施術をさせて頂きます。体の詳細な部分まで丁寧に指導させて頂きますので、初めての方や体の不自由な方も質の高い施術・トレーニングを受けることができます。 出身:岡山県/保有資格:理学療法士 岡山学芸館高校サッカー部 趣味:サッカー 

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