
脳血管障害は、脳梗塞や脳出血により脳の血流に障害が起こって、脳細胞がダメージを受け、体の機能にさまざまな影響を与える病気です。脳血管障害後は、早期にリハビリを行うことが重要であり、長期的な継続したリハビリが非常に重要となります。理学療法士として、リハビリの効果的なアプローチについてお話しします。
1. リハビリの開始時期と早期介入
脳血管障害後のリハビリは、できるだけ早期に開始することが回復に大きく影響します。急性期では、まずは基本的な座位や立位などの運動機能の維持と回復を目指します。
2. 機能回復を目指した運動療法
脳血管障害後によって失われた機能は、適切なリハビリによって少しずつ回復する可能性があります。理学療法士は、個別に運動機能の状態を把握し、症状に合わせた運動プログラムを提供します。例えば、麻痺している手足の動きを改善するために、筋力強化や関節の可動域を広げるためのストレッチを行い、日常生活で必要な動作の再獲得を目指していきます。
3. バランスと歩行訓練
脳梗塞後の患者さんに多く見られるのが、歩行やバランスの障害です。理学療法士は、早期から立位や歩行訓練を積極的に行います。患者杖や歩行器を使いながらでも、繰り返し練習することで自立した歩行が可能になることがあります。
4. 神経可塑性の活用
脳には「神経可塑性」と呼ばれる特性があり、脳血管障害後でも適切な刺激を与えることで、失われた機能を補う新たな神経回路が形成されます。早期の介入が必要な所以ですが、継続的なリハビリが必要な理由でもあります。
まとめ
脳血管障害後のリハビリは、神経可塑性を最大限に引き出すために、繰り返しの練習と適切な負荷をかけた運動を継続していく必要があります。理学療法士として、患者さん一人一人に合わせた治療を行い、身体的な機能回復をサポートします。リハビリは根気強く続けることが大切ですが、患者さんと共に歩むことで、生活の質を大きく改善することができます。
Habi Gymは、国家資格の理学療法士が常駐しているため、持病をお持ちでも、専門的な観点からオーダーメイドのプログラムを提供することできるパーソナルジムです。リハビリで病院やクリニックに通っていたが、その後も体の悩みが改善されない方は一度ご相談ください。


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